




北杜市須玉町増富地区は、秩父多摩甲斐国立公園の西の玄関口として、そのすばらしい景観は多くの来訪者を魅了する貴重な町の資源となっています。
また、これらの山々を源とする本谷川流域に広がる増富温泉郷は世界一のラジウム含有量を誇る温泉郷として古くから知られており、釜瀬川・塩川の流域にある黒森鉱泉やみずがき湖と伴に、緑に恵まれた山岳レクリエーションゾーンとして観光の中心となっています。
「増富村」は、明治8年に小尾村と比志村が合併し誕生しました。その後昭和34年に合併し須玉町になりました。(平成17年より北杜市)その当時人口は2,643人。今の4倍の人が住んでいました。そこでは、馬の生産、養蚕、林業、自給的農業が営まれていました。地域にある農地、森林、先祖から引き継がれた知恵といった資源と密接につながった仕事と生活がありました。
現在増富は、地域内にある9つの集落すべてが、65歳以上の人口が6割を超える限界集落となっています。そういった状況の中、農地の6割以上が使われなくなってしまっている状況です。
こんな状況の中、平成15年に、構造改革特区「増富地域交流振興特区」が内閣府認定を受け、NPO法人が中心となりながら、都市と農村の交流を基軸に地域活性化の取り組みを行ってきました。都市農村交流プログラムを展開することにより交流人口を増大させ、それにより集落機能の維持と地域経済の活性化を図る活動です。農地を守り集落機能を維持するという観点において、北杜市の中でも突出して高齢化・担い手不足・遊休農地という問題を抱える「増富地区」では、地域住民の自助努力、また今までのような行政の施策だけでは限界に来ており、「増富地区」から他の地区へというように集落の崩壊の危機が迫っている状況です。その活動の結果、今まで困難であった農業施策に民間活力が導入できることにより、遊休農地の解消(約3ha)、森林保全、交流人口の増加等、徐々にその成果も生まれてきています。
北は八ヶ岳連峰、北東は瑞牆山・金峰山を代表とする秩父山地、東は茅ヶ岳、南西は甲斐駒ケ岳から連なる南アルプスと周囲を山々に囲まれている地域で、秩父多摩甲斐国立公園、南アルプス国立公園、八ヶ岳中信高原国定公園、県立南アルプス巨摩自然公園などの自然公園を有し、全国有数の美しい自然環境を有する地域である。
日照時間とミネラルウォーターの生産量が日本一という、自然資源に大変恵まれた地域です。