

須玉町は、山梨県北西部に位置する北杜市に属する町で、人口が7000人余りと少ないにも関わらず、面積は174.26km2と広い町です。かつては、農業に携わる人がたくさんいましたが、今では、過疎化が進んだこともあり、耕作放棄地があちこちに見られます。
そんな町の土地の有効利用に奮闘しているNPO法人“えがおつなげて”の研修の場として使われているのが、江戸時代の天保に建てられたという築約200年の古民家。建物の中へ入ると、現代の家とは違う、なにかを感じることができます。
2009年3月に行われることになった、農林水産省の「田舎で働き隊」プロジェクトでも、この古民家の再生作業が大工仕事の研修として行われる予定となっています。
--『温故知新』--昔の人の知恵が詰まった家の構造に触れることで、その知恵を吸収し、現代の建築に生かせてもらえればと思います。
さてさて、研修後、どんな風に、変わるのか、楽しみです。
この古民家では、『農村事業の知識、技能、マネジメント』を包括的に修得する「えがおの学校」が毎月開催され、県内外から多くの方々が勉強のために訪れます。
右の写真は、研修風景。みんな真剣に聞き入っています。こんなに、若い人が農業に関心を持っているなんて、すごいですね。ちなみに、写真の中央にいるのが、NPO法人えがおつなげての代表で、山梨大学客員准教授でもある曽根原さん。
右の写真は、古民家での箱膳の試食会の様子。
かつて、日本では、家族ひとり一人に、自分専用の茶飯茶碗、汁碗、小皿、箸の入った箱が与えられ、食事の際は、それぞれが食べたい量の食材を自分の食器に盛り、食していました。
これは、その日本の古きよき伝統文化を再現したもので、食材は、地元で取れた有機野菜を使い、木製の食器は間伐材で造られています。