

須玉キャンパスの参加者の特徴は、とにかくみんな人当たりがよいこと。
昼はコーディネーターが作ってくれたお昼を、みんな一緒に野外でほおばり、
夜はお酒を酌み交わしながら、日中の仕事を肴にした楽しい談義。
8日間という期間のなか、晩酌交流会は毎日行われました(笑)。
こうした1つの仕事に、みんなが一緒になって取り組むこと。
そして、いい仕事をするためには、いい仲間が必要だということ。
これこそが日本の古きよき時代の、あるべき姿かもしれませんね。

初めて会った人たちとの共同作業、少しずつ輪郭を取り戻していく古民家。
参加者の心の中には、時間が経つにつれて少しずつ、この体験への愛着が生まれていきました。
人が生きるためには、建物が必要不可欠ということは周知の事実。
同様に建物も、人が住み、人が手を入れていくことで守られていくことを、初めて知りました。
長い年月をかけて、手直しや増築を繰り返したこの古民家ですが、
相当の樹齢を重ねた太い柱や梁、昔ながらの絵や模様が染められた引き戸。
改修といえども、当時の趣はしっかりと形を保たれ、作業は完了しました。
ここで、これまで住んできた人は、どんな毎日を、どんな生活を営んできたのだろう。
積み重ねられた歴史を、この古民家はすべて知っていると思うと、
改修に関わることは「歴史を紐解くこと」、そうとも言えますね。
自分の祖父母ですら生まれていない、江戸時代に建てられた古民家。
体験終了後、参加者たちから、「今後も継続的に改修に参加できないか」
という声が一様に上がり、今後も何らかの形で作業に関わる機会が作れたらいいですね。
今後この古民家が、どのような姿を取り戻していくのか。
参加者の方々と同じく、とても楽しみです。